感動の最終回です。
連載終了。海野先生にはお疲れ様と有難うを言いたいです。
漫画を書いてくれたのが海野先生で良かった。
私がこうやって欠かさず感想を書き続けられたのは、ただしをん先生の原作が好きだという事だけではなくて、海野先生の描く『風が強く吹いている』という物語が好きだったからです。
本当に、漫画を描いてくれたのが海野先生で良かった。
なんか…もう、ほんと「良かった」と「有難うございます」しか言葉が出なくて…。
言語野が残念ですみません…orz
続きは以下折り畳みです。
ハイジさんはゴールしました。
ずっと止まっていた走灰の生の声での最初の会話は、走の「おかえりなさい」でした。
走が9区走り終わった後に「大手町にハイジさんを迎えに行く」って言って、それで今月の「おかえりなさい」なんだなーと思ったら…なんか本当に涙が止まらなくて…。
ハイジさんの『帰る場所』はここなんだと思ったら…ほんと…「良かった」しか言葉にできなくて。これを書いてる今でさえ涙で目の前が霞んでます。
走は本当に立派になったと思う。
ハイジさんみたいに感情を表すためのたくさんの言葉は知らないけど、それでも選ぶ言葉はとても真っ直ぐで真摯だと。その一言が全部を内包してるんでしょうね。
ハイジさんの帰る場所になってくれて有難う。
でもこれは走だけじゃなくて、アオタケの皆や、他の支えてくれる人達にも有難うですね。
それと、ガード下を潜ってやってくるハイジさんを誰よりも早く見つける走も愛しかったです。でもあれは、『見つけた』というより『感じた』ようでもあったな…。
走にとってハイジさんの存在は、見えなくても感じるものなのかなぁ。ハイジさんと走の絆の強さを感じました。
走さんの成長については、藤岡さんも認める所のようです。
藤岡さん、もう走にハイジさんを任せても大丈夫って感じだった。表情も、内心も。
これまでたくさんの時間を共有してきたアオタケの皆にとってだけじゃなく、傍から見ても走は本当に頼もしくなったんだろうな…。
てゆかここの藤岡さんと走も声のない会話をしてるんですよね。この2人にも言葉はいらなかったのか。
しかし「清瀬を頼む」って…やっぱ藤岡さんはお養父さんだったんだなぁ。←
「みんなを信じている」って言いながら満たされた顔してるハイジさん。
それを汲んだように「信じる」と言ってくれる大家さんは、やっぱりただの大家さんではなく『寛政大の監督』であったと思います。人の走りから、その表情から何かを読み取れる人なんだなぁと。
そうやってハイジさんに、ただ「走れ」と言ってくれる大家さんが好きです。いざという時には頼りになるんだ…。ずびっ
佐貫さんみたいにぐだぐだ言わないのがいい。そうなんだよ、ハイジさんはただ走ればいいんだもの。
それで…例のシーン……、ハイジさん笑ってる…。
なんであんなに綺麗なのかなーとか考えるだけでもう胸がいっぱいで…。あれはほんとに、原作で言ってた『すべてをなげうって、すべてを手に入れたものの顔』なんだろうな…。
それを見た走はもう声も出せなくて。
時が止まったみたいに、ただハイジさんって存在がそこに在って。
純粋に、あぁハイジさんは美しい人なんだな、と思いました。
それでこの後、抱き締めて「おかえりなさい」だもん。私の涙腺が保つ筈ないじゃない…!
シードが決まって、皆が喜んで、風が強く吹いて、ハイジさんが襷を掲げて。
「頂点は見えたかい?」
でおしまい。
ラストで変に『風が強く吹いている』を言葉にしない、視覚だけでそうとわかる表現がとても良かったです。海野先生の無音の表現がとても好きです。
それで、結局寛政はシード権獲得。東体大との差は1秒。原作では2秒でしたね。
漫画のユキの区間2位が6秒差で、なんだそのフラグ!と思っていたのですが、多少のタイム差はあれ、ラストは変わりませんでした。
って事はそう…東体大はシード落ちな訳です。
寛政大の事は素直に嬉しいのですけど、東体大の事を考えると、これはこれでとても悲しい。
特に、マルさんや朝倉さんの胸の内を知ってるし…だってもう彼らは箱根を走れないんだもの。古賀さんにとってもこれは去年のリベンジで、持田さんにも思い入れのある初めての自分が走る箱根で。マネージャーとして東体大を大切に思う松平さんだって、一緒に走ってきた箱根だもの。
寛政に負けたのわかった時の東体大メンバーの顔が…! 榊とマルさんと新見さんとか泣いてるし…!
それまでは主に走灰に対して涙してたんですが、この辺で流れた私の涙は東体大の為のものだったと思います。
勝負の世界は厳しいな…。
という真面目な最終路感想の後に。
まぁ、うん、色々萌ポイントも見つけたさ! あぁ俺はそんな人間さ! それを今から語るさ!!
って事で、
ニ コ ユ キ 有 難 う !!!!最後までその心意気を忘れない海野先生大好きです…!
ユキはもう涙脆い設定でおk?? 先週から泣き通しだよそれなんてヒロイン!
走る事始めてから涙腺緩くなったとかだと可愛いなぁとか。泣いてるユキにはハイジさんも驚いてたようだから、前からって訳ではなさそうですもんね。
でも、泣いててもちゃんと氷持ってくるユキが良いです。ハイジさんを誰よりも止めたかったユキだから、せめてアフターケアはって事なのかな。優しいなぁ…。
そしてニコユキ同コマも多くて有難う!!
2人で心配そうな顔してんの良かった…!
夫婦っぽくて!あと、P199のユキのメガネから涙がはみ出てる様もとても愛しかったです。ユキ可愛いよ…!
で、アオタケが可愛かったのはやっぱシード決定から叫んだ所。
皆の口が開いてるのはもちろんなんだけど(笑)、顔見合わせたりとか。ニコチャンが双子の頭わしゃってしてるのも良かった!
P203のニコユキは、ニコチャンその手はユキの背中に回ってるんですね俺にはわかるぞ!と全力で叫びたい。そして走灰顔近い。
あと走灰が抱き合ってるシーン、カメラマンさんその写真くれませんか?(真顔)
てゆか走さん、右手がしっかり腰を抱きすぎだと思うんだけどどうだろう? てゆかハイジさん腰細っ…!! 腰細っ!!!!(大事なので2回言いました)
そしてアオタケカップリング補給の後、冷静になって読み返し、血眼になって大手町で
山科さんを捜す俺。しかしいない…orz
山丸が…俺の山丸へのパッションはどうしたらいいんだ…!! チクショウこれはもう脳内補完しかないのか…! もしくは描き足し?←
というか、馬背田は一体何位だったのでしょうね?
漫画でわかったのは、1位六道大、8位前橋工科大、9位西京大。9区で藤岡さんに抜かれたきりなら馬背田は2位なんだけど…結局どうなったんだろう…。ソワッ
ま、馬背田はどこだ…! 山科さんは ど こ だ …!!(結局それ)
ちなみに原作では、1位六道大、2位房総大、3位大和大、寛政の前に大手町に来たのは北関東大でしたね。…ま、馬背田はどこだ…!
あとは漫画になくて残念なシーンがちょっと。
『黒い弾丸』発言。これ欲しかったなぁ。赤面する走が見たかった!!
あと、外した眼鏡をニコチャンに渡して泣くユキとかも見たかったけど、ユキはもうずっと前から泣き通しだったので今更だったのかな?(笑)
そういえばキングとジョージは走と王子よりも先に大手町に間に合ってましたね。
ってゆか…
ニラはどこだ…っ!!!なんか走灰ニコユキその他諸々で忘れかけてたけど、考えてみたらニラの出番って相当前からなくないか…! 48路以降私はニラの姿を見ていないよ…!ってゆかその時でさえ回想だったから、生ニラ(その表現…)が出たのは5区走る前に神童さんが撫でてた記憶が最後だよ…! ナンテコッタ竹青荘のアイドルなのに!!
あと、原作とはタイムとか変わってましたね。
ちなみに、原作では往路はトップ(房総大)と11分53秒差で5時間42分59秒、復路5時間34分32秒、総合タイム11時間17分31秒でゴール。
漫画では往路はトップ(馬背田)と11分06秒差でトータルはわからず、復路5時間34分03秒、総合タイムわらずでした。
レース展開考えてタイムも変えてるんだ…すごいなぁ。細かい所までちゃんと作ってくれてると思います。
そしてコミックス6巻は、
描き下ろしエピローグつきで12月18日発売!!
有難う! エピローグ有難う!!
でももっと海野先生には余裕持たせて欲しいよ集○社…! 1ヶ月って…ちょっ、おま!
てゆかヤンジャン次回予告で『表紙はサンタ姿の瞳子さん』とか書いてあるのがすごいアレで…! エピローグを読切として次号に載せてくれたら…そして(飛び石表紙だけど)風を表紙にしてくれたら…
サンタ姿のハイジさんが見れたんじゃないか…っ!!
いやむしろ可愛らしくアオタケオールサンタでもいい! 5対5でサンタとトナカイでもいい!
(走灰的な意味で)トナカイ走に乗るハイジさんとか見たかった! (ニコユキ的な意味で)トナカイニコチャンに乗るユキも見たかった!(サンタが乗るのはトナカイじゃなくてソリだよ)
それこそヤンジャンじゃないのか! 青年誌のあるべき姿じゃないのか…っ!!(違うと思うよ)
てゆか1月号でサンタやるなら、何で11月号表紙の時にハロウィン仕様にしなかったのか!と。まぁそんな表紙になったら内容とのギャップに驚くけども…! 何故おはにゅ~だけ贔屓するの…!ぎりり
取り敢えず、来月号は風6巻の表紙と、サンタ瞳子さんをハイジさんで脳内変換できないか確かめに行こうと思います。←
あと、考えてみたらコミックス5巻が44路まで収録だから、本誌の45路までって事で。
46~51路+エピローグ描き下ろしだとちょっと分厚くなると思うんだけど、でもコミックスの値段は相変わらず590円みたいなんだけど…。そこんとこどうなんだろう?
え、まさか描き下ろしがものすごいちょっとだとかそんな事ないよね…!? 1話分くらいはあるよね大丈夫だよね…!?
値段上がっても別に良いからしっかり描いて欲しいな…!
むしろ東体大のその後とかも描き下ろして欲しかったりするんだけど無理かな…!
てゆかもう番外編で1冊別に出せばいいんじゃないかな…!!
ってな訳で、本誌最終路感想ここまでお読みいただきまして恐縮です。
最後の方の興奮は可哀想な感じで終わってしまったのですが、まぁ…うん、仕方ないです。いつもの俺クオリティーです。
お目汚し失礼しました。有難うございました!!!!

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