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2008.02.21 Thu 「 登場人物平均年齢が高いお話です読む
あれ…? 1月に書いたと思ってたのに…お、おかしいなぁ…!(お前の記憶がな!)
3月地方公演にそわそわして過去の自分と向き合おうと記事を探したら…なかった!
なんだろう、これはやっぱり痴呆なのかな…orz

では、三浦しをん著『仏果を得ず』感想、以下に折り畳みです。
続きでどうぞ。

取り敢えず、読みながら章ごとに書いた感想を最初に箇条書き。
割とその時の勢いに任せてますので…まぁアレです。この辺は雰囲気で読んでもらえればと思います。
章語りしてから穿った感想に行きたいと思います。


一章
・大夫と三味線は夫婦!!(「みたいなもん」が抜けとる!)
・やばい。兎一兄さん好みだ…! 「丸いものがきらいなので」は秀逸!
・甘いもの好きかな…それともプリンか…どちらにせよとても愛しい…!
・人の話を聞かない人だなぁ、兎一兄さんは(笑)
・にこにこしてる亀治さんが素敵
・べしべし健の頭を叩く銀師匠が好き。その暴力には愛を感じるんだぜ!

二章
・言い方が直接的だなぁ、兎一兄さんは(笑)
・おま、ラブホで暮らして…!
・いるよね、無愛想なのに妙に子供に好かれる人って

三章
・す、すげぇ…! 大夫と三味線の関係ってすげぇ…! あ、いや、銀師匠と亀治さんの関係なのか…!
・てゆか亀治さん怖いな…!(ガクガク)
・健は兎一兄さんの三味線に惚れてんだなぁー
・食われるのは本望らしい(笑)
・幸兄さん苦労人ぽいな…!
・藤根先生暴力的…!
・「きわめて暴力的かつ動物的」か…わかりやすい女は嫌いじゃないって言うのはこの辺にも表れてるのか?(笑)
・個人的に結構好きなんだが藤根先生…!
・これはあれだな、幼い子にはわかんない隠語(笑)が多いな

四章
・プリンから始まる四章(笑)
・『かわいい人形』が健にぴったりて!!(笑)
・いるよね、無口なのに時々喋って年下を憧れさせる人って
・「どうして、俺にいろいろアドバイスしてくれるんですか?」──好きだからだよ!(笑)
・怖い顔すんのかよ! そういう時は笑顔だろ!(笑)
・通夜の席で義大夫かぁ。粋だなぁー

五章
・あれだな、兎一兄さんは譲れない一線の数が他人より少ない代わりに、そのボーダーがはっきりしてて且つ沸点が低いんだな
・健って呼んだ…!

六章
・誠二さんはいい人だな…
・月さんと兎一兄さんの関係ちょう気になる…!!
・いるよね、無愛想なのに妙に子供に好かれる人って(2回目)
・あぁそうか、月と兎なんだな…なんか切ねぇよ、この2人さぁー…
・むしろ兎月ktkr

七章
・風呂!風呂!! 一緒に風呂ぉぉおおぉー!!(落ち着け)
・ぎゅうぎゅうで風呂に入るの可愛いなぁ~^^
・砂師匠にもいろいろある訳ですね。うん、辛いとか後悔してるとか、そんな言葉じゃ言い表せないのかなぁ
・兎一兄さんが怒るのも仕方ない…のかな
・しかし兎一兄さんは月さんが好きだったんだなー。あんな必死になって怒るんだ…
・てゆか幽霊! 出るとは思わなかった…!ふぉう
・素敵な人だと思う月さん
・たぶん私月さんが1番好きだ(お前の好みはどうでもいい)
・月さんが兎一兄さんの前に現れないのは、現れたら兎一兄さんが騒ぎすぎるからだと思うよ(笑)

八章
・五章で名前呼んでるよ!健!
・文楽に恋してんだなぁ健は


…とまぁ、こんな感じで。
読んでもらったら分かると思うんですが、最初は兎健とかくるのかなーと思ってたんですよ。既婚者と彼女持ち(しかもコブ付き)、神は私に試練を与えたもうた! と驚愕していたのですが、六章以降読んでびっくり。実際は兎月に萌えたと言う事実。
しかし月さんはほぼ妄想設定だという事実orz
そしてあぁ…たぶん周りの方はあまり眼中に入ってないかもしれませんが、野助さんと幸兄さんも好きです。あ、左右はこの順番のままで!
野助さんの事があまり詳しく書いてないので、この辺りも妄想の域に入ってくるんですが…。(いつもの事)
カップリング語りはまた後ろの方でする事にして、まずは本書感想。


なんて言うか、兎一兄さんとプリンはステディな関係だと思います。(笑)(いきなりそんな発言か!)
仏果を読んでからと言うもの、プリンを目にする度に口許がにやにやしてしまいますね。変質者ですねわかってるんだ!
叶うなら兎一兄さんの好きなプリンの銘柄知りたかった…! でもまぁ、コンビに行ってあれかなーこれかなーと妄想想像を巡らすのも結構楽しいんですがね…!(もうソレ末期)
兎一兄さんはクールというか…変わってる人だよなぁ。こういう宇宙人っぽい人すごく好きだけど^^(笑)
健視点で語られる兎一兄さんの三味線がすごく魅力的だなぁーと思う。引き込まれる感じって言うのかな。健と視点を共有するからそういう風に見えるのだろうけど。
アレです、健が時々洩らす「えー」がすごく可愛い。癖なのかな?
でも健って三十路なんですよね! 読んでる感じはもっと幼く感じました。なんかほんと…可愛くて…!
兎一兄さんと亀治さんと幸兄さんが静かというか落ち着いてるというか…そんなだからかもしれないけど、健はとても若いオーラを出してる。なんか、悩める青春時代って感じで。(笑)
役を貰う度にその演目の解釈に悩んだり戸惑ったり。義大夫に懸ける健の思いはいつだって真摯で情熱的なんだなーと。
盲目的なまでに1つの事に打ち込めるってのは凄い事だと思うのです。
前作品『風が強く吹いてる』でも思ったけど、しをんさんはこういう人の情熱って言うのかな、それを書くのがすごく上手な人だなぁ、と思いました。
私自身は、そんな風に真摯で情熱的で…身を焦がすような思いを感じて引き込まれる物事に出会った事も、その感覚を味わった事もなくて。でも、その感じた事のない感覚を伝えてくれる。それがとても心地良いんです。

文楽ってジャンルは、全然踏み入れた事のない世界でした。
伝統芸能だよね? くらいの知識しかない状態で読んだのに、それでもぐいぐい引き寄せられて読みました。
芸の道に生きる人ってのは、あらゆる意味で真っ直ぐなんだなぁーというのが感想。
特に三章辺りの銀師匠と亀治さんの関係とか…! 妻と相方どっちを取るか、みたいなこう…人としての均衡が危ういんじゃないかって思わせる一途さ。そこまで芸に入れ込めるんだ、って私みたいな人間には正直な所理解できない情熱。
なんて言うか、芸を極めようとしてる人…その高みに近付いてる人と結婚するってのは、芸と結婚する、って感じなのだろうか。
与兵衛に対する健の解釈みたいに、その人の芸が放つ光に魅力を見出して惹き寄せられる、憧れる。なかなか手の届かない輝きだから、多少の事は許してでも一緒にいたい。
五章で銀師匠が「芸の邪魔になるような面倒なもんは、とっとと切らんかい!」って健に言ったように、邪魔だと判断されたら切り捨てられる事を感じてるんじゃないかなー、と。芸の腕があればある程、その切り捨て方の容赦なさは顕著であるような気がするんですよね。
だからこう…福子さんも、銀師匠相手に面と向かって責め立てたりする事はないのかなぁーって。

この作品読んで、文楽すごく観に行きたくなりました! 勢いでチケット取ってしまうくらいに!(笑)
女性である私には加わることができない世界、っていうのも文楽の魅力の1つなんじゃないかと思うのです。なんて言うか…うん、届かないものにはずっと夢を見ていられるから。
その、ある意味で閉鎖的な所が、私のすごくどきどきさせられる部分のようです。(笑)
伝統芸能に興味がある方は読んでみるといいと思います!すごくそそられる部分がある!
興味ない方も読んだら気になるんじゃないかなーと思いますよ!
…うん、取り敢えず読んだらいいと思うよ皆!!(結局そこに落ち着くのか)
そして私と文楽を観に行きませんか!

あ、そんですっごい後で気付いたんですが…兎と亀なんですね!三味線の2人は!
うん、そんな感じしますね。兎一兄さんは家系で文楽やってて、亀治さんは学校出で。
でもどっちも努力の人だなぁと思います。兎一兄さんも亀治さんも、才能の上に努力を重ねる勤勉な人です!大好きです!(いきなり告った)



なんか…収集付かない感じに長くなってきたんですが、恒例のカップリング語りを一応…。
取り敢えず、三味線と大夫の関係がすげぇよ…! すげぇよ!!(2回言った)
や、ほんと! 銀師匠曰くの「夫婦みたいなもん」の枠を超えてるように思います…!!
特にすごいのは銀師匠と亀治さんだけど…この2人は左右がちょっとはっきりしないんですよね…。(笑)
兎健もなくはないなー、と思うのですよ。でもあったとしても、私の中でこの2人はプラトニック。
こう、お互いの芸に惚れ込んでると言うか…人間性どうとかじゃなくて、才能持って生まれた者同士が惹き合う感じと言うか。惚れた腫れたじゃなくて、抗えない引力のような関係。
だから、互いに互いを求めては行くのだろうけど、そこに芸を求める道ありき、って感じです。色恋には持って行けないんだなぁ、なんとなく。


で、まず兎月ですが…。
これ、悲恋…なんですよね、10年ちょと前に死に別れ…orz
考えるだにきゅんきゅんすると言うかぎゅっとなるんですよ、兎月は。
兎一兄さんが藤根先生と結婚したのは、月さんと死に別れてからだよなぁ、と思う訳で。兎一兄さんは月さんの事が、すっごく好きだったと思うのです。
月さんは私の中で、穏やかで、でもすごく芯の強い人。姿勢は良いのに、なんだかぽや~っとした人。
兎一兄さんはきっと一発でKOされたんじゃないかなーと思うんですよね。(笑)
ほら、人の好みって、男の好きなタイプと女の好きなタイプは正反対だったりする事が多いって言うじゃないですか。
きわめて暴力的かつ動物的な妻を持ち、わかりやすい女は嫌いじゃないって言う兎一兄さんだから、男性のタイプは月さんみたいに直情型じゃなくてふわふわした人とか…ぴったりじゃない!!
……妄想じゃんとか言うな。分かってるか ら…!ずび

最初の方で兎一兄さんが健に「長生きすればできる」って言うのは、やっぱり月さんの事があるからなんだなぁ、と読み返して改めて思いました。
才能はあったのに若くして亡くなって、生きる事すら満足にできなかった月さんを悼んでるんだろうなぁ。
できればずっと共に芸道を突き詰めて行きたかった相手。突き詰めて行くんだと思っていた相手。一緒に築いた芸の姿を見たかった相手。
大夫も三味線も、自分の芸を極めるってのが念頭にあって、相方ってのはその為に必要で。文楽やってる人ってのは、自分の芸をすごく真摯に突き詰める人だと思うのです。月さんの芸の為、自分の芸の為、その両方の為に兎一兄さんにとって絶対に亡くしたくない人だったんだろうなぁー。

劇場に出る幽霊、あれってやっぱり月さんなんですよね?
兎一兄さんはさ、その幽霊がもし本当に月さんなら俺の所に来るだろう、みたいな事を言ってたけどさ。私は、月さんならきっと、兎一兄さんにだけは姿を見せないんだと思うんです。
なんて言うか…死んでしまった自分を見られたくないと思うんだ。好きな人とかには特に。
そして兎一兄さんには今、健っていう巡り合えた大事な大夫がいて。自分が現れたらきっとその関係を壊してしまうと思ってるんじゃないかなー。おそらく、兎一兄さんはまだ月さんを想ってるだろうから。
あと何十年かして、兎一兄さんと健がもっと高みへ行ったら、その内ひょっこり顔出しそうな気はしますけどね。健とじゃないとやってけない、って。月さんの声を追ってばかりじゃいけない、って兎一兄さんが分かったら。
いつまでも、月さんにとっては青いままの兎一兄さんでいて欲しい。(笑)


…うん、なんか…異様に長くなってきましたね…。
本当はこの後、野幸を語りたかったんですが…兎月よりも妄想含有量が多いので、幸兄さんと野助さんの設定まで書くとなるとたぶん恐ろしく長くなるので…! カップリング語りは兎月だけって事で!
実はちょっとキーボード打つの疲れてきたなんて事は内緒なんだぜ!
なんかぐだぐだ感溢れてるけど、おおよそこんな感じで!!
いつか本場大阪に文楽観に行ってやるんじゃー!!!! じゃー!じゃー…(フェードアウト)

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